皆さんこんばんは、ばんさゆです。

三脚って必ずしも必要なものではないんです。が、もし買うのであれば、真剣に選んで自分に合った三脚を購入するのか一番です。でも意外と適当に選んでしまうんですよね、三脚って。

いつか買おうと思っていて、急に必要に迫られてあわてて購入してしまうパターンや、あまりの高価格にビビって「安いのでいいや~。」と値段のみで買ってしまったりとか。

私の体験談を交えつつ、三脚の話をしたいと思います。

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失敗しない三脚の選び方

三脚は最大耐荷量(積載重量)をチェックしよう

まず三脚を買うときに確認するのは、最大耐荷量(メーカーによっては奨励積載など呼び方が違う)です。自分のカメラと、持っているレンズの中で一番重いレンズの合計重量を計算してみましょう。もし今後望遠レンズを買う予定があるのであれば、そのレンズを使う想定で三脚を選んだ方が余裕を持って安心して使うことが出来ます。

私が使っているベルボンのELカルマーニュ645(結構昔の三脚です)は奨励積載というう呼び名になっていて、耐荷量のような構造上の限界値ではなく、三脚を機能的に使える重さの想定値とのこと。私の三脚は奨励積載が4㎏なので、私のEOS5DMark4と一番重いシグマの150-600mmの合計重量が、2820g。この三脚は余裕で使うことが出来ます。

もしこれが「最大耐荷量4㎏」という表現だったら、ちょっと心配な気がします。最大耐荷量は限界値なので、最大耐荷量よりは1.5~2㎏位余裕がないと安心して三脚を使うことが出来ません。

最大耐荷量は必ずチェックしましょう。

ローポジションができるのは便利

ローポジションができるのは便利です。マクロレンズでお花を撮影する先に、グッとカメラをお花に近づけて撮影できるので、ローポジションができるのがおススメ。

自分自身の撮影スタイルを振り返ってみて、どんなシチュエーションでしようする場面が多いのか考えると、自ずと自分に合う三脚を選びことが出来ます。

代表的な素材は「カーボン」と「アルミ」

三脚の代表的な素材は「カーボン」と「アルミ」です。それぞれに長所と短所があります。

カーボンの特徴
  • アルミに比べると70~80%軽い
  • 振動吸収が優れている
  • 冬に脚が冷たくならない
  • 強度が高い
  • 価格が高い
  • キズや衝撃に弱い
アルミの特徴
  • 値段が手ごろ
  • キズや衝撃に強い
  • 振動吸収がカーボンよりやや悪い
  • カーボンより少し重い
  • 冬は脚が冷え、夏は直射日光で熱々になる

ちなみに私は「カーボン」の三脚を使っています。お値段は張りますが、軽くて寒い時期に外で撮影をしていても三脚自体が冷たくならず、将来オーロラや冬の星景撮影の際に三脚に触っても手の皮膚が三脚に引っ付くことがありません。

私は北海道在住で冬でも撮影をするので、真冬のマイナスの気温では下手をしたら三脚に手の皮膚が引っ付いて取れなくなり、手の皮膚がベロンを剥がれるといった悲惨な出来事が起こらないように「カーボン」の三脚にしました。

実は形成外科の病棟で働いていた時に、冬に三脚に手の皮膚が引っ付いてしまって、ベロンと剥がれた患者さんを目の当たりにしたことがあるので、その記憶が私に「カーボン」を選ばせます・・・。

ちなみに飛行機で三脚を機内持ち込みにする際は、折りたたんで60㎝以下になる三脚しか持ち込めません。海外に行く時はロストの危険も考えると、機内持ち込みにしたいところですよね。

カーボンの三脚で、私のおススメは「ベルボン」です。カルマーニュシリーズは種類が多いので、自分の使い方にあった三脚が見つかると思いますよ。

ナット式とレバー式がある

三脚の脚の部分の固定をする際に、「ナット式」と「レバー式」の2種類があります。私はせっかちさんなので、すぐに脚を伸ばしたり縮めたりできる「レバー式」を好んで使ってます。でも「ナット式」の方が構造がシンプルなので壊れにくいらしいです。

雲台も3Way雲台と自由雲台など種類がある

三脚には雲台が付いているものと、雲台が別売りのものがあります。代表的なのが「3Way雲台」と「自由雲台」ですね。

私は3Way雲台が付いたものを買って、付け替えれるように自由雲台も買い足しました。

3Way雲台の特徴
  • じっくりと構図をとることが出来る。
  • 水平が取りやすい
  • 微妙な動きもできる
  • でかいでかさばる
  • 素早い動作が苦手
  • 上向きに制限がある
自由雲台の特徴
  • 素早くカメラのセットが出来る
  • 上向きに制限がない
  • コンパクト
  • 水平を取るのが苦手
  • 微妙な構図とりが苦手

雲台も自分の撮影スタイルで選ぶべきです。3Way雲台は時間をかえて細かい構図を決める時に便利です。風景撮影に向いていると思います。

自由雲台はワンアクションで構図が決められるので、花などのマクロ撮影やスポーツ撮影の瞬時の動きに適していると思います。

下で紹介しているマンフロットの三脚は自由雲台です。高さも折りたたむと60cm以下になるため、飛行機の中に手荷物で持ち込めます。

最後に

三脚は「一生に3回買い替える」と言われています。自分の撮影スタイルを吟味して、ご自分に合った三脚を選んで下さいね。

ちなみに私はベルボンのELカルマーニュ645と、60㎝以下に折りたためるマンフロットのbefreeのカーボンを併用して、シチュエーションによって使い分けています。

ばんさゆ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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